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みんなで早く帰ろう日本食

 わずか40年前、私の青年時、日本のどこにでも太陽と自然がいっぱいあり、少年達にはのびのびと遊び学ぶ環境がありました。親や他の大人達の厳しさや優しさに守られ、安心して素直に、そしてたくましく育つことができました。

 日本人は農耕民族です。昔は自然の恵みの豊かさに感謝して生活をしていたので、嘘をついたりすることは恥や悪であると教えられて子供達は育ちました。また、町や村や家の祭りを大切にする時代でもありました。今日の青少年は、地域社会とのつながりがますます薄くなるように思われ、何だか不安に感じられます。

 家族で仕事や祭り事を行い、男の子、女の子としての役割を果たすなど、社会や家族の一員としての責任感と心の豊かさを身に付けてほしいと願っております。

 私の少年時、健康を考えなくても農薬や食品添加物がなかったので、安心で安全な食生活を送ることが出来ました。日本人は身土不二、すなわち身体と土は同じであるとの教えに従い、日本の伝統食(御飯や味噌汁、漬物、煮物など)で健康に育ちました。今の青少年は家族の手作り料理を知らないで加工食品やインスタント食品に頼っています。それではビタミンやミネラル(カルシウム、マグネシウム、亜鉛,銅、鉄など)などが不足し、心や身体が不安定になります。だからこそ早く帰ろう日本!

1998.3.29  讀賣新聞


みんなで早く帰ろう日本食

 灼熱の太陽、炸裂する滝の力強さ、険しい山々、原生林や草木が生い茂る丘や谷、無尽蔵な生物、魚などがいっぱいの川。大自然が作り出す素晴らしい水で、田畑はもちろん、海の生物や我々人間も活かされ育っていく。自然の厳しさや自然の恵みの食べ物が無くては正しく育たない。


 江戸時代や明治時代の人々は、家族や地域の為に無償で働く事が喜びであった。物質文明の中で育った子供達は、汗して働くことや困難を乗り越える知恵も浮かばない。

 二十一世紀を担う子供達は無償の愛と奉仕の心を持った人に育ってほしい。本当の愛は、生鮮・自然の食べ物を使った家族の手作り料理で健全に育ちます。


 身土不二とは「身体(健康)と土や風土とは別物ではない。自分が生まれ育った処の風土(環境)が育む食物が一番馴染みやすく身体に優しい。」という教え。


 食の不認識や食品添加物、農薬のない作物で、手作りで。

 日本人は日本食で元気。

1998.9.30  讀賣新聞




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