食べ物は活き物です。
活きた食べ物には鮮度があります(活き物ですから腐ります)。
味噌も醤油も、野菜も果物も、魚も肉も、塩干物も漬物もみんな活きています。
活きた食べ物にはミネラルがあります。
ミネラルやビタミンなどが人々を健康にしてくれます。
これが「医食同源」。活き物こそ免疫性を高め、身体を活性化します。
1987.3.20
食物は活き物です。
味噌、醤油、漬物、酒、酢などはバクテリア(活き物)で作られます。
私達は活きたバクテリア(善玉細菌)の働きで健康に生かされています。
野菜、果物、魚、肉、塩干物、農産乾物、発酵食物など、防腐剤の入らない正常な食べ物は必ず腐ります。
腐らない食べ物にもいろいろあります。
昔から干物、塩漬、甘味漬、現代は缶詰、冷凍などありますが、時間が経つと必ず腐ります。
しかし、防腐剤の入った食べ物は腐りません(バクテリアは発生しません)。死んだ食べ物です。
バクテリアの発生しない(腐らない)食べ物は、生命のない食べ物です。
腐らない生命のない食べ物や精製植物油などは、できるだけ売らないようにしています。
世界にはそれぞれ民族伝統の食文化があります。民族の環境(バクテリア)は日本の中でも地方によって違いますし、食文化を守る人と守らない人との違いが出て来ました。
日本でも、食の文化を守り続ける年寄りは長命ですが、大事な青少年は関心が薄いため不健康ですし、大切な食文化を学ぼうともしません。
現在、伝統的な食生活を守っている人は2〜3%くらいといわれていますが、健康な民族を守るために、せめて10%以上に引き上げたいものです。
1995.3.16 讀賣新聞
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